「緯かすり入りロートン織紬半幅帯」

  
太いヨコ紬糸を、しっかりと打ち込んだ半幅帯ですので、さすが呉服店の女将です。「貝の口結び」もざっくりと適度な膨らみできまっていますね。
半幅なので、カジュアルに思われてしまうところですが、ロートン織りのタテ浮き糸の光沢が紬帯ゆえに効果的に見えます。
織作者としての私は、所々、ヨコ絣を入れて、ロートン織りの経縞が強くみえてしまうことを和らげてみました。格式のあるロートン織技法を使って、
単なるカジュアルには留まらない、半幅の帯を織ったつもりでした。その意向が、実際にきもの姿に合わせて見ることで、納得できました。
私が織った、緯絣入りロートン織半幅帯を締めてくださっているのは、ヲジマヤの女将です。
「帯を締めたきもの姿を撮影したいのです。」というお願いを快く聞いてくださいました。
 沖縄伝統織物首里織の工房で、織物の基礎を学んだことに配慮して 半幅帯に合わせてくれたのは、
柄部分と無地部分が市松に配置されている、格式ある首里花織の単着物です。
鮮やかな からし色の渋木染めのきものに、私が織った紬地の半幅帯を合わせるなんて
優雅な発想は、沖縄のきものをよく理解しているからこそ、ととっても嬉しく思いました。

ヲジマヤは、名古屋の円頓寺前にあります。
前社長・伴野亘邦さんを偲んだ話をして、ちょっとおしとやかな表情ですが、
 再来年は『みよいそ会』が100回を迎えるとのこと。(みそいそ会は毎年、1月と秋に開催)
その構想を練りつつあると、話してくださいました。
どんな、「催し」がされるのか 楽しみです。

きもの工藝 ヲジマヤ
所在地: 名古屋市西区那古野一丁目20番31号
TEL: (052)551−0315

 

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