Last modified : Dec. 2, 2008

 

手仕事 とは

一般には、単純に、「体、特に手を動かす仕事」と理解されて、 ともすると、頭脳の働きや、手の先にあるはずの道具の働きが、完全に無視されてしまった酷いものまでが「手仕事」として重宝されてしまっています。

この、一般的な理解には、高速処理と品質安定性という特色を有する機械仕事に対して、 「名人」「名工」「人間国宝」といった単語に一生無縁な、鈍くて不揃いなものしか造れない「ドンくさい職人」の「インチキ」が潜んでいます。 「名人」「名工」「人間国宝」という単語は、「優れた職人」に対して被せる敬称ですから、「名人」「名工」「人間国宝」と呼ばれる方が作られたものの中には、 「線形な機械では絶対にこしらえられない何か」が有る、「手仕事」と呼ばれて恥ずかしくない出来栄えのものが確かに在ります。 

ですが・・・、ここで、世間一般は、更なる大きな誤解をしています。 

一般的な理解しか出来ない人には機械は線形な仕事をするものと思われています。というよりも前に、そもそも「線形な」という形容詞の意味がさっぱり解らない人のほうが多いかも知れません。 このような人たちは、この線形なとの意味を「時計仕掛けの」と理解します。 それも誤差の出様がない地球の自転の揺らぎが計測できるような最新式でも、郷愁を醸し出すゼンマイ仕掛けでもない、付加価値が未来永劫出そうもない安価なクオーツ時計の仕掛けです。

なおかつ、「名人」「名工」「人間国宝」がこしらえたもの全てが「名品」ではないのです。 厳しい修行を潜り抜けて「名人」「名工」「人間国宝」と呼ばれるようになったとしても、「死ぬまで勉強」との気概を失ったら「おしまい」なのです。 「拓学」は、難しい学問のための専門用語ではありません。 「死ぬまで勉強」は高名な芸術家にも、学者にも、裁判官にも、行政官にも、政治家にも、死ぬまで課せられた命題なのです。  
 ですが・・・、世間には「???」を被せざるを得ない芸術家、学者、裁判官、行政官、政治家がゴマンといますね!?
 
 
 
 
 
 

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